タイのサイバー警察は、カンボジアのフン・セン上院議長の側近への逮捕状について、フン・セン氏の側近であることを理由に逮捕状を請求しておらず、長期に渡るコールセンター詐欺集団の捜査と逮捕が目的だと明らかにした。

MGRオンラインの報道によると、テクノロジー犯罪対策課のトライロン司令官は、8日午前、バンコクやサムットプラーカーン、チョンブリーの詐欺拠点19カ所での捜索について、チェンライの医師が3000万バーツをだまし取られた事件など、一連の詐欺捜査から繋がった作戦だと述べた。

一連の詐欺事件の容疑者は、カンボジアの都市ポイペトのクラウン・カジノ・ビルやHISOビルでの活動を自白。警察は、ビル所有者でフン・セン氏の側近であるコック・アン容疑者を、国際犯罪に関わった疑いで逮捕状を請求した。

午前中の捜索の詳細は公開されていない。サムットプラーカーンの住宅では、管理人のみが在宅だったという。

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