タイ工業省工業経済庁(OIE)の発表によると、2025年5月の製造業生産指数(MIP、基準年2016年=100)は前年同月比1.88%増の100.79で、2カ月連続で上昇した。設備稼働率は61.14%。
PPTVの報道によると、5月のMPIは上昇したが、1~5月の指数は前年同期比0.29%減少した。
5月のMPIは、前年同月比12.86%増となった自動車製造や、11カ月連続で上昇し、18.4%増加している輸出額などがプラス材料となった。モーターショーの予約に対応するため、メーカー各社増が産した。
金、武器、戦闘機を除く輸出額は、同22.3%増の235億5200万ドルだった。
マイナス要因は、米国相互関税や世界貿易の停滞、家計債務問題による内需の弱さ。昨年第4四半期の家計債務額は16兆4000億バーツで、国内総生産(GDP)の88.4%に達した。また、5月の国内エアコン生産量が同10.64%減少。雨季による国内販売の落ち込みや、低価格エアコンの輸入が影響した。