タイのスチャート首相府付大臣はこのほど、僧侶の資産を管理するための「仏教銀行」の設立を提唱した。僧侶と寺院の資産を分離し、寺院の資産を私的に使用することを防ぐ目的。


プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、スチャート首相府付大臣は7日、就任初日に演説し、仏教修行の共同体である僧伽(サンガ)の財政管理の不備や不正行為が相次ぎ、国民の失望が高まっていると指摘。寺院資産の取り扱いを早急に改革し、厳格な規制ガイドラインの下で宗教資産を監督するため、「仏教銀行」の設立に向けた法案を提出するという。

「仏教銀行」では、僧侶の個人資産と寺院所有の財産を明確に区別。提案透明性の確保のため、専門機関による監督を提案した。

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