16日にバンコクで発生した貨物列車とバスの衝突事故を受け、タイ運輸省は、列車を運行するタイ国鉄(SRT)と、バス運行会社のバンコク大量輸送公社(BMTA)などと連携し、ブラックボックスの解析による事故原因の徹底調査と、再発防止策を講じる方針。

プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、線路から少なくとも5メートル離れて停車する交通法に違反し、バスが線路をまたいで停車していたことが事故原因とみられる。

また、遮断機が完全に下りていないため、安全を示す5つの信号が点灯していなかったが、列車の運転士は減速せずに線路に進入。列車と車両が衝突する結果となった。

現時点では正確な事故原因が不明のため、SRTとBMTAは「共同過失」の罪に問われている。

SRTによると、全国47都県で4000キロメートルの鉄道網があり、踏み切りは2639件。内訳は、遮断機付き踏み切り1149件、信号・センサー付き踏み切り6件、警告標識付き踏み切り173件、地下道付き踏み切り258件、高架橋付き踏み切り299件、遮断機など設備の無い踏み切り686件など。

2025年に踏み切りで発生した事故は2124件。負傷者198人、死者68人だった。

事故原因は、列車の脱線21回(10人負傷)、列車と車両・障害物の衝突121件(53人負傷、19人死亡)。列車と歩行者の衝突67件(24人負傷、43人死亡)、列車からの転落36件(32人負傷、5人死亡)、乗務員の負傷や体調不良204件(64人負傷、1人死亡)、列車内で発生した犯罪18件(10人負傷)、列車と動物の衝突142件、自然災害52件、運行中の故障1028件、線路破損・信号システムの故障337件、その他95件(5人負傷)、サボタージュ3件。

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