フラムで降格味わったセリ photo/Getty Images
一昨季の評価は上々だったが……
バルセロナ以外でもシャビ・エルナンデス2世と呼ばれる選手はいるが、昨夏大きな注目を集めていた司令塔がいる。フランスのニースでブレイクし、バルセロナなど複数の強豪クラブが獲得に興味を示していたMFジャン・ミシェル・セリだ。
セリの評価が大きく高まったのはニースがリーグ・アンで3位に入った2016-17シーズンで、このシーズン終了後に移籍の可能性が頻繁に噂されることになった。ただ、この時セリの移籍は実現せず、1年遅れることになってしまった。それによってセリの評価も変わり、昨夏はそれほど激しい争奪戦とはならなかったのだ。
そのセリが昨夏注目を集めたのは、新天地にまさかのプレミアリーグ昇格組フラムを選んだからだ。バルセロナやアーセナルのようなクラブから注目されていた選手が昇格組のチームを移籍先に選んだことは大きな話題となり、フラムには開幕前から高い期待がかけられていた。
しかし、結果は1シーズンでの降格。セリのパフォーマンスも高い評価を受けることはなく、納得のいくシーズンとはならなかった。英『Daily Mail』によればセリにプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)で戦う考えはなく、現在はフランスのモナコが追いかけているという。
ニースを離れてプレミアへ向かったシャビ2世候補が降格を味わい、そして再びリーグ・アンへ。そうなれば非常に苦いキャリアと言えるが、コートジボワール代表のアフリカのシャビは来季もう1度輝きを放てるか。