ネイマール(右)への苦言とも受け取れるコメントを残したレオナルド氏(左) photo/Getty Images
「適正なオファーが届けば......」
今夏にパリ・サンジェルマンのスポーツディレクターに復帰したレオナルド氏(元ブラジル代表MF)が、同クラブFWネイマールについて言及した。
バルセロナへの復帰説が囁かれているネイマールは、現地時間8日に予定されていたパリ・サンジェルマンの全体練習を無断欠席。
「適正な(価格の)オファーが届けば、彼はパリ・サンジェルマンを去ることができる。PSGが求めているのは、このクラブで何か大きなことを成し遂げたいという思いを持っている選手だ。このクラブに居座ることで何か恩恵を受けようとしている選手ではなくてね」
2017-2018シーズンよりパリ・サンジェルマンの中心選手として君臨してきたネイマールだが、今年6月に同クラブのナセル・アル・ケライフィ会長が「選手たちには今まで以上に自分の責任というものを果たしてもらう。セレブ気取りの振る舞いはもうたくさんだ」とのコメントを発して以降、今夏の退団説が急浮上。今回の練習欠席騒動は、ネイマールと同クラブとの間に大なり小なり確執が生じていることを匂わせる出来事となった。
一方で同選手の代理人であり父親でもあるネイマール・シニア氏は『Fox Sports Brazil』のインタビューで、「パリ・サンジェルマンは(息子の)合流が遅れた理由を知っているはずだ。(同選手の財団である)『Instituto Neymar』の活動は1年前から予定されていたことで、今さら日程を変更できなかった。今月15日にチームへ合流する予定だし、クラブ側もそのことを認識しているはずさ」とコメント。8日の全体練習を無断欠席したと主張するパリ・サンジェルマンに対し不快感を示している。双方の主張が真っ向から対立しているが、この騒動は今後どのような結末を迎えるのだろうか。