トゥエンテに加わった中村 photo/Getty Images
また1人楽しみなアタッカーがオランダへ
フローニンヘンで活躍する日本代表MF堂安律、VVVフェンロでレジェンドとして尊敬を集める本田圭佑に続けるだろうか。今夏18歳のサムライFWがオランダ挑戦に踏み切った。ガンバ大阪でプレイしてきた中村敬斗だ。貪欲にゴールにこだわる中村は、今夏のU-20ワールドカップも経験。世界の舞台でも物怖じすることなく仕掛けるメンタルの強さも持ち合わせており、ストライカーらしい性格の選手だ。
中村が移籍したのは、オランダのFCトゥエンテだ。トゥエンテといえば長年オランダ・エールディヴィジで結果を残してきたクラブで、2009-10シーズンにはリーグ制覇も果たしている。しかし2017-18シーズンには18位まで落ちてしまい、降格。1シーズンで戻ってきたが、今季は昇格組としてエールディヴィジを戦うことになる。簡単な戦いではないだろうが、中村にはチームの下剋上ストーリー実現に貢献することが求められている。
また、クラブはアジア市場で足場を築くことも狙っている。オランダ『RTV Oost』によると、トゥエンテは早くも日本版のInstagramを開設。中村を歓迎する特別な動画を作成しており、期待の高さがうかがえる。トゥエンテにとっては中村の活躍を通してアジアでの存在感を高める絶好のチャンスでもある。
同メディアは堂安や本田の活躍に日本のメディアが注目してきたことを伝えており、アタッカー以外ではPECズヴォレのMF中山雄太、マンチェスター・シティからフローニンヘンにレンタル移籍しているDF板倉滉もオランダで奮闘している。中村も同じアタッカーとして堂安や本田のようなインパクトを残したいところだろう。
同じく今夏にはU-20ワールドカップを戦ったDF菅原由勢も名古屋グランパスから期限付き移籍でオランダのAZに加わっている。今季は複数の日本人選手がオランダでブレイクするチャンスを抱えているわけだが、オランダでも日本人選手ブームを巻き起こしてほしいところだ。
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