バルセロナのビダル photo/Getty Images
どう起用していけばいいのか
アントワーヌ・グリーズマンを加えた前線の構成も気になるところだが、現在のバルセロナで人員が溢れているのは中盤だ。アヤックスからMFフレンキー・デ・ヨングを加えたことで、誰を起用していけばいいのか難しい状況が生まれている。
しかも、今のところ不満を抱えているMFが見当たらない。スペイン『MARCA』は、「今夏に退団を望んでいるバルセロナMFはいない」と取り上げている。アンカーの位置ではセルヒオ・ブスケッツが1番手であり、インサイドハーフにはデ・ヨング、アルトゥール・メロ、イヴァン・ラキティッチ、アルトゥーロ・ビダルがいる。
デ・ヨングは圧倒的な技術を備え、バルセロナの哲学にフィットする選手だ。アルトゥール・メロも縦へ勝負するパスが少ないと指摘されることもあるが、相手のプレスを受けてもボールを失うことがほとんどない。今夏にはブラジル代表の主力としてコパ・アメリカ2019制覇に貢献しており、実力は高い。
ラキティッチの貢献度はこれまでにも証明されており、ビダルは彼らとは異なるパワーや縦への推進力をプラスできる。ビダルは昨季もリオネル・メッシとの相性が良いと評判になり、前線へ顔を出してゴールに絡めるのは大きな強みだ。同メディアは2人とも残留を望んでいると見ており、退団を望む者はいないようだ。
その他には若いカルレス・アレニャ、リキ・プイグも楽しみな逸材で、サイドバックもこなすセルジ・ロベルトも中盤を本職とする選手だ。指揮官エルネスト・バルベルデも起用法や人員整理に悩むだろうが、どの組み合わせがベストなのか。
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