セルティック時代の中村 photo/Getty Images
スコットランドに衝撃を与えた日本人
2000年に入ってから、スコットランド1部のスコティッシュ・プレミアシップで抜群の輝きを放った選手は誰か。日本のサッカーファンならば、2005年から4年間セルティックでプレイした元日本代表MF中村俊輔を思い浮かべることだろう。
中村はセルティックでリーグ制覇3度、国内カップも制した経験があり、今でもセルティックサポーターに愛される存在だ。その評価はスコットランドでも圧倒的で、誰もが認めるレジェンドなのだ。
今回英『Daily record』は「スコティッシュ・プレミアシップの21世紀ベストイレブン」なるものを作成しているのだが、右サイドハーフで中村を選んでいる。「フリーキックマスターは今でもセルティックから崇拝されている」と伝えられており、中村の左足がセルティックを救ったことは何度もあった。
その他のポジションを見てみると、GKはレンジャーズのアラン・マクレガー、最終ラインは右からアラン・ハットン(レンジャーズ)、現リヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク(セルティック)、アーサー・ニューマン(レンジャーズ)、フランク・ソゼー(ハイバーニアン)。
中盤はスコット・ブラウン(セルティック)とバリー・ファーガソン(レンジャーズ)がボランチを組み、右に中村、左にロナルド・デ・ブール(レンジャーズ)、2トップはヘンリク・ラーション(セルティック)とクリス・サットン(セルティック)の組み合わせとなっている。
さすがにスコットランドを代表する名門だけあって、セルティックとレンジャーズからの選出が目立つ。中村も超強力セルティックを支えた名手の1人で、今後も記憶され続けることだろう。
現在はガンバ大阪からマンチェスター・シティに移籍し、そこからスコットランドのハーツにレンタル移籍することになった21歳のMF食野亮太郎が注目を集め始めている。すでにハミルトン戦でデビューも飾っており、中村と同じようにスコットランドで愛される選手になってほしいところだ。
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