今季チェルシーで躍動するマウント(左)とエイブラハム(右) photo/Getty Images
「ドルトムントを思い出すよ」
FIFAから2度の移籍市場における補強禁止処分を受けたチェルシー。彼らは今夏、レンタル移籍に出ていた選手を呼び戻し、若手主体のチームで2019-20シーズンに臨んでいる。
そんなチェルシーを見て、過去に自身が率いたチームを思い出す人物がいる。それはリーグ戦で次節彼らと対戦するリヴァプールのユルゲン・クロップ監督だ。同監督はドルトムント時代、若かりし頃の香川真司やマッツ・フンメルス、マリオ・ゲッツェらを擁してブンデスリーガ2連覇を達成した。かつて若手軍団を栄光へと導いた名将は、似た年齢層のチームで2019-20シーズンを戦うチェルシーについて次のように語っている。
「(チェルシーは)本当にエキサイティングなチームだ。私が率いていた頃のドルトムントを思い出すよ。もっとも、(当時のドルトムントの方が)今のチェルシーよりも若かったと思うけどね」
今季チェルシーの平均年齢は25.2歳。一方でクロップ監督が率いてブンデス2連覇を達成した当時のドルトムントの平均年齢は23歳程度だ。チェルシーも十分に若いが、ドルトムントの若さは異常と言っていいほど。改めてこの指揮官の凄さがわかるデータだ。
ドルトムントで名を挙げ、瞬く間に世界屈指の指揮官へと成り上がったクロップ監督。はたしてフランク・ランパード監督も将来彼のようなステップを踏み、名将の仲間入りを果たすことができるのか。まずはその一歩目として、次節先輩が率いるリヴァプールを撃破したいところだ。
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