日韓W杯を制したブラジル代表の中心選手だったリバウド photo/Getty Images
元イングランド代表FWを絶賛
2002年に開催された日韓ワールドカップで同国史上5度目となる優勝を果たしたブラジル代表はまさに夢のようなチームだった。ロナウド、ロナウジーニョ、リバウドの“3R”が前線で暴れ、当時世界最高レベルだったカフーとロベルト・カルロスがサイドを制圧、中盤や最終ラインにも渋いタレントが揃った同国代表は見る者を魅了した。
最強軍団の名をほしいままにした2002年のブラジル代表。しかし、リバウド氏はもし当時リヴァプールに所属していたFWがブラジル国籍を持っていたら、代表はもっと強くなったかもしれないと主張している。それはかつてイングランド代表で活躍していたエミール・ヘスキーだ。
「昔のことだからあまりよくは覚えていないんだけれど、当時私が所属していたバルセロナとリヴァプールは欧州の舞台でよく対戦していた。そしてその時、彼のスキルや仕事ぶりは私の目を引いたんだ。とてもタフだし強かだったね。1分たりとも立ち止まることはないし、DFは彼の対応に本当に苦労していたよ。彼ほどのクオリティを備えた選手なんて滅多にいない。ブラジル代表にピッタリだと思ったね」
パートナーを活かすのがうまく、パワーとテクニックを兼ね備えたFWだったヘスキーは守備意識も高く、チームのために働ける献身的な選手だった。一方でゴールへの意識の低さから批判を浴びることも多かった同選手だが、リバウド氏はそんなことは気にしていない様子だ。手放しでこの元イングランド代表のストライカーを絶賛している。
はたして当時のブラジル代表にこの大型FWまで加わっていたら、最強軍団はどこまでそのゴール数を伸ばしたのか。
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