チェルシーのエイブラハム photo/Getty Images
あっさりと二桁得点
現在のイングランド代表ではトッテナムのハリー・ケインが絶対的なエースであり、そのバックアッパーにマンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードがいる。ラッシュフォードはサイドでもプレイできる選手だが、得点力はケインに次ぐNo.2と考えられてきたところがある。
しかし、No.2の座を失う恐れが出てきた。今季チェルシーFWタミー・エイブラハムが急激に評価を高めているからだ。エイブラハムもA代表に招集されるようになってきているが、その得点力はすでにラッシュフォードを超えていると言ってもいい。
今季はここまでリーグ戦で10得点を記録しているが、これで早くもラッシュフォードのキャリアハイに並んだことになる。ラッシュフォードは昨季リーグ戦で10得点を挙げており、これが自身初のプレミア二桁得点だった。
エイブラハムもプレミアで二桁得点を達成するのは今回が初だが、ラッシュフォードとはペースが違う。
英『GIVE ME SPORT』も、「ケインが前線の1番手だが、エイブラハムはそのバックアッパーとならなければならない」と伝えており、今やエイブラハムがケインに次ぐNo.2の点取り屋と評価されている。
ケインに代わる点取り屋を探すこともイングランド代表にとっての大きなミッションであり、エイブラハムがEURO2020を前に爆発し始めたのは大きい。ケインとはタイプの異なる大型ストライカーなのも魅力的で、数年後にはA代表の主軸となっているかもしれない。
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