バルセロナのメッシ photo/Getty Images
PK級に期待できる異様な精度
PKを蹴る時にもフリーキックの壁が欲しい。過去にフリーキックの名手ジャンフランコ・ゾラがこのような言葉を残したと言われているが、当時のゾラはそんな言葉が似合うほどフリーキックの成功率が高い選手だった。
現代でその言葉が似合う選手とするなら、バルセロナFWリオネル・メッシだろうか。年々精度を増すメッシのフリーキックは、今季も勢いが止まらない。9日のセルタ戦でも2本決めており、今季リーグ戦では10本蹴って4ゴールと脅威的な成功率を残している。
メッシの今季フリーキック成功率は40%ということになるが、少し意地悪な比較を展開したのが英『GIVE ME SPORT』だ。
比較対象となったのは、マンチェスター・ユナイテッドのPK成功率だ。当然フリーキックよりPKの方が決めやすいものだが、今季マンUはリーグ戦でPKを6本蹴って4本外している。成功率は33.3%とメッシのフリーキックを下回っているのだ。
マーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、ポール・ポグバとPK失敗が続いてしまい、勝ち点を不要に取りこぼす結果になったとの批判も浴びた。リーグが違うとはいえ、フリーキック成功率に負けているのは屈辱だろう。
メッシの精度はまだ上がり続けるのか。今季ここまではほとんど半分が入っていることになり、サポーターもPKを見ているような感覚でメッシのフリーキックを眺めているのかもしれない。
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