バルセロナのアベル・ルイス(左) photo/Getty Images
バルサBチームで奮闘中
バルセロナの下部組織(カンテラ)からは次々と優秀な選手が出てくるが、トップチームで居場所を確保できる者は一握りしかいない。特に近年は大金をかけた補強も目立ち、成長過程にある若手が割って入るのは難しくなっている。
若い選手たちの中には将来のことを考えてバルセロナを離れる決断を下す者もいる。現在バルセロナのBチームでプレイする19歳FWアベル・ルイスも迷いを抱えている選手の1人だ。
アベル・ルイスはカンテラで技を磨き続けてきたアタッカーだが、トップチーム定着には至っていない。スペイン『MARCA』によると、アベル・ルイスもバルセロナに留まりたいとの思いは持っている。しかし出番がもらえないならば、将来について考える必要があると語る。
「残りたくないわけではない。僕は常に言っているように、バルセロナ残留が最初の選択肢だ。でも成長を続けたいし、自分にとってベストなことを考えるのは事実だ」
「このクラブで選手としても人間としても成長したい。なぜならクラブは最初から僕に全てを与えてくれたからね。彼らはずっと僕を信じているし、僕もクラブを信じていく。ただし望んだチャンスが与えられないならば、他の選択肢を探さないといけなくなるのも事実だよ」
今季は17歳のFWアンス・ファティがトップチームでブレイクしたが、こうしたケースは非常に稀だ。特に前線はハイレベルな選手が揃っているため、カンテラからスムーズに上がっていける選手は少ない。
アベル・ルイスは世代別スペイン代表でもプレイしてきた逸材で、サポーターからの期待も大きい。Bチームで続ける以外にも、レンタル移籍で経験を積む案もある。トップチーム定着へベストな選択を下さなければならないが、19歳のアベル・ルイスのキャリアは今後どうなっていくのか。
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