ドルトムント時代の香川 photo/Getty Images
日本人選手の評価を上げた
今では日本人選手が欧州五大リーグへ向かうことも珍しくなくなったが、この流れを作り出してくれた功労者たちが何人か存在する。
中でも日本人選手の評価が急激に上がってきたのは、2010年にMF香川真司がドルトムントへ移籍した時ではないだろうか。
『SportsKeeda』は「2010年~2019年のドルトムント補強ベスト10」なるランキングを作成しているが、そこでも当然香川が入ってきている。35万ユーロという超安価な金額でチームに加わったことも含めると、香川の獲得はコスト面でも抜群の補強だったと言える。
同メディアも2012年までの香川を絶賛しており、ドルトムントでの最初の2シーズンは圧巻だった。マンチェスター・ユナイテッドから戻ってきてからは少しばかり評価を落とすことになったが、それでもドルトムントでのブンデス連覇の功績が色褪せることはない。
他にはDFウカシュ・ピシュチェク、FWロベルト・レヴァンドフスキ、MFイルカイ・ギュンドアン、FWマルコ・ロイス、MFヘンリク・ムヒタリアン、FWピエール・エメリク・オバメヤン、FWウスマン・デンベレ、MFジェイドン・サンチョ、MFアクセル・ヴィツェルが選出されている。
やはり当時のブンデス制覇を経験しているメンバーが多く、当時の才能発掘能力は見事だった。デンベレも何かとトラブル続きの選手だったが、1500万ユーロで加わった選手が1年後に1億500万ユーロもの移籍金で売却することになったのだから凄い。
2020年も若い才能を安価で獲得し、手放す時は高額で売却が1つのテーマとなるのだろう。すでに今冬には19歳FWアーリング・ブラウト・ハーランドを確保しており、今後の10年でも驚きの補強を見せてくれそうだ。
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