アトレティコを指揮するシメオネ photo/Getty Images
勝ち切れないゲームが目立つ
今季はバルセロナ、レアル・マドリードの2強もパーフェクトな前半戦を過ごしたわけではなく、アトレティコ・マドリードにとっては頂点へ駆け上がるチャンスだった。
しかし、アトレティコの方もなかなか調子が上がってこない。
昨夏にはFWアントワーヌ・グリーズマンを失ったものの、ベンフィカから期待の若手FWジョアン・フェリックスを補強。サポーターの期待も高まっていたはずだ。
ところが18日にはエイバルにあっさりと0-2で敗れてしまい、リーグ戦20試合を消化した段階で9勝8分3敗と勝ち点の取りこぼしが目立っている。特に引き分けの多さは気になるところで、勝ち切れないゲームが続いているのだ。
20試合で稼いだ勝ち点は35点となっているが、スペイン『MARCA』によればディエゴ・シメオネ政権下ではワーストの数字だという。リーガ・エスパニョーラ制覇を果たした2013-14シーズンは20試合を消化した段階で勝ち点を51も稼いでいたのだから、その時と比べると寂しい成績だ。
2014-15シーズンは勝ち点44、2015-16シーズンは47、2016-17シーズンは36まで下がったが、2017-18シーズンには43、昨季も41点あった。今季はバルセロナとレアルも鈍い立ち上がりとなったために目立っていないが、シメオネのチームは明らかに何かがおかしい。
大量得点を保証してくれるストライカーが存在せず、最終ラインもシメオネ政権を支えてきたディエゴ・ゴディンやミランダ、ファンフランらはもういない。どんなチームも浮き沈みがあるものだが、シメオネの歯車もついに狂い始めてきたか。
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