ふ以前からゲームキャプテンを任されることが多々あった谷口 photo/Getty Images
あまり背負いすぎず自分らしく
川崎フロンターレは30日、2020シーズンのキャプテン・副キャプテンを発表。キャプテンはDF谷口彰悟、副キャプテンはMF守田英正とMF大島僚太が務めることとなった。
昨季まではチームの副キャプテンを任され、キャプテンのFW小林悠が不在時には、試合で腕章を巻いてプレイしていた谷口。今回の就任に伴い、クラブの公式サイトを通じて「今年からキャプテンに就任することになりました」と報告。その上で「年齢的に真ん中くらいの立場で僕自身まだまだ未熟さがある中で、このようにキャプテンに任命していただいたことで自分自身の更なる成長につながると期待しています。そして、それをチームの結果に結びつけられるように、そういう存在になっていきたいという想いは強いです。ただ、自分一人では何も出来ないので先輩方にも頼りながら、後輩たちもしっかりした人たちばかりなので安心して、あまり背負いすぎず自分らしくやれたらと思っています」と意気込みを語った。
さらに、キャプテンが小林から谷口へ受け継がれることで、指揮官を務める鬼木達監督はチームの「変化」にも期待しているようだ。谷口は「継続する部分とこのように変化していかないといけないということを鬼木監督自身も強くおっしゃっています」と明かしつつ「キャプテンが変わり、チームと一緒に進化していくという意味で、サポーターの皆さんにも今までのフロンターレとは違うな、という風に思ってもらえるように試合での姿勢や雰囲気を見せていきたいです。一番はサポーターの皆さんに応援してもらわないことには僕たちは力を発揮できないので、今年も一年共に戦ってください。よろしくお願いします」と話している。
また、今季から新たに副キャプテンを務めることとなった守田は「小中高とキャプテンを経験し、大学では副キャプテンをやらせてもらっていました。プロの世界でそのような役職・立場に選ばれるということは考えていなかったので、言われた時はびっくりしました」と心境を吐露。そして「後輩が増えた分、若手を代表して自分がチームを引っ張っていくという立場になったので頑張りたいです。
昨季に引き続き副キャプテンを任された大島は「キャプテンが小林選手から谷口選手に代わったので、谷口選手のサポートをしっかりしていきたいと思います。僕自身は昨年副キャプテンという立場ながら長くチームを離脱してしまったことが悔しいですし、今年はそうならないように自分自身に目を向けながら、チームが勝つために何ができるかということを第一に考えて行動して、それが谷口選手のサポートになったらと思います」とコメントしている。
谷口新キャプテンのもとで、王座奪還を狙う川崎。新シーズンはこれまでと違った“新生フロンターレ”に期待だ。