マンUのアーロン・ワン・ビサカ photo/Getty Images
10年は安泰のポジション
今後数年間イングランド代表にとって安泰と言えるポジションの1つが、右サイドバックだ。
リヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルド、マンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン・ビサカ、チェルシーのリース・ジェイムズと若き実力者が揃う。
では、誰がNo.1なのか。英『Squawka』が3人のスタッツを比較しているが、それぞれ特長が異なっているところが興味深い。
まずアーノルドは、アシスト能力が最大の武器だ。今季リーグ戦では1試合平均7.52本もクロスを放ち、2.65回のチャンスメイクを記録している。1試合平均のドリブル成功数は0.64回と多くないが、右足の精度は3人の中でNo.1と言っていいだろう。
対人戦の強さならばアーロン・ワン・ビサカが群を抜く。1試合平均インターセプト数は3人の中で最多の2.05回、1試合平均タックル成功数も3.82回でダントツだ。1試合平均チャンスメイク数は0.77回まで下がるものの、1試合平均デュエル勝利数6.76回が示すように1対1の強さは圧倒的だ。アーノルドとは全く異なるタイプの大型サイドバックと言える。
最後のジェイムズは、まだ発展途上にある選手だ。体の強さに加えてクロスも得意としている。
1試合平均タックル成功数も1.94回と高く、攻守両面で高いポテンシャルを備えたサイドバックだ。2、3年後にはA代表の主力候補となるだろう。
果たして3人のうち誰がイングランド代表の右サイドバック1番手となるのか。指揮官ガレス・サウスゲイトも悩むはずで、これほど豪華なタレントが同時期に揃うのは珍しいか。
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