レアルで絶対的な存在ではなくなってきたマルセロ photo/Getty Images
「今も成長を続けている」
長くレアル・マドリードの左サイドバックに君臨してきたマルセロ。SBとは思えぬ創造性やテクニックが大きな武器だった同選は、そよ圧倒的な攻撃力で左サイドを制圧した。
おそらく、オフェンス面において現役選手で彼の右に出る者はそういないだろう。
しかし、最近はそんなマルセロのレアルでの立場が怪しくなってきている。若い力が台頭し始めたのだ。昨季はセルヒオ・レギロン、今季はフェルランド・メンディとポジションを争うこととなっているマルセロ。どちらも安定した守備力の持ち主で、彼にはない特長を存分に活かして左SBのポジションを脅かしている。もはやマルセロが絶対的だった時代は終わりを迎えてしまったか。
しかし、母国の大先輩はまだマルセロが左SBとして世界最高級だと主張する。ここのところは怪我の影響もありブラジル代表からも招集を受けていない同選手だが、彼はまだ輝けるはずとロベルト・カルロス氏は信じて疑わない。
「マルセロは現時点でまだ世界最高級の左SBだ。今も成長を続けていると思うよ。彼は未だにピッチ上で自分しかできないことをするのに喜びを感じているはずだ。ブラジル代表にも復帰して、フィリペ(・ルイス)やアレックス・サンドロ、レナン・ロディとポジションを争ってほしいと私は今でも思っているよ」
ブラジル代表、さらにはレアルの大先輩であるR・カルロス氏がマルセロについてこのように語ったことをスペイン『MARCA』が伝えている。
はたして、母国のレジェンドが言うように、この31歳は今後かつての輝きを取り戻すことができるか。再び左サイドを完全支配するマルセロの姿を見たいと望む人は少なくないはずだ。
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