もはや手から飛び出す“キャノン砲” 伝説のロングスローMFの...の画像はこちら >>

スローイン前にボールを拭くデラップ photo/Getty Images

史上最高級のスローイン力か

日本の高校サッカーではロングスローにチャレンジするチームも多いが、プロの世界でロングスローを多用するチームはあまり多くない。期待されたほどの成果を得られないとの理由があるのだろうが、欧州五大リーグでも1人ロングスローの達人がいた。

多くのプレミアファンならご存知であろうストーク・シティで活躍したMFロリー・デラップである。デラップはすでに現役を退いているが、現役時代のロングスローは彼の代名詞でもあった。

英『90min』が改めてデラップのロングスローを紹介しているが、まず他の選手とは軌道が明らかに違う。ロングスローではどうしても山なりのボールになりがちだが、デラップのスローはライナーに近い速度で飛んでくる。

そのためフリーキックやコーナーキックと同じように、ヘディングで合わせた際にシュートスピードを出しやすいのだ。山なりのボールをヘディングで遠くへ飛ばすのは難しいが、ライナー性のボールならば頭に当てるだけで威力が出る。

プレミアリーグらしいフィジカルを活かした攻撃法で、ストーク・シティのロングスローを楽しみにしていたサッカーファンは多かったはず。同メディアはペナルティエリアにミサイルを打ち込むと表現しているが、デラップ級のロングスローならばプロのDFにとっても厄介な武器となるのだろう。



●最新情報をtwitterで見よう!

twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/

編集部おすすめ