ドルトムントのハキミ photo/Getty Images
デイビスは意外にもトップ5に入らない
サイドバック、あるいはウイングバックでプレイする選手にとって、スピードは大きな武器となる。
再開されたブンデスリーガでも、さっそくスピードが1つのキーワードとして注目を集めている。
バイエルンDFアルフォンソ・デイビスの爆速スプリントもそうだが、今回はドルトムントDFアクラフ・ハキミの方にスポットを当てたい。
ハキミは3-3で引き分けた昨年12月のライプツィヒ戦にて36.2km/hのスピードを記録しており、ブンデスリーガ公式によれば詳細なデータを集め始めた2011-12シーズン以降ではリーグ最速の数字だったという。
これだけでも凄いのだが、ハキミは約2ヶ月後にこの記録を自分で塗り替えている。今年2月のウニオン・ベルリン戦では36.49km/hものスピードを記録しており、今はこれがリーグ最速の数字になっている。
ハキミに続くのはシャルケFWラビ・マトンド(35.97km/h)、ケルンDFキングスレイ・エヒジブエ(35.85km/h)、バイエルンFWキングスレイ・コマン(35.66km/h)、マインツDFジェリー・シン・ジェステ(35.60km/h)となっており、ハキミの数字が頭一つ抜けているのが分かる。
意外かもしれないが、バイエルンのデイビスはここに入ってきていない。今後のスプリント次第ではトップ5に入ってくるかもしれないが、今のところブンデスリーガ最速記録1、2はハキミが持っている。
ハキミはレアル・マドリードからレンタルで加わっている選手で、このスピードはレアルへ戻っても十分に通用するはず。他にもスピードスターと呼ばれる選手は何人かいるが、ハキミが現サッカー界最速候補の1人なのは間違いないか。
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