精度の高いキックを武器にリヴァプールの右サイドを支配しているA・アーノルド photo/Getty Images
元リヴァプールDFが推す“中盤起用”の可能性
20歳ながらリヴァプールで不動の右サイドバックとなっているイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド。彼は正確なクロスを武器に、幾度もチャンスを創出するアシストマシーンとしての評価を確立した。
しかし、A・アーノルドに用意されているのは何もサイドバックとしての道だけではない。同選手には中盤にポジションを上げることも、将来の選択肢として残っているのだ。彼はユース時代に中盤でのプレイも経験しており、子供の頃からリヴァプールのレジェンドMFであるスティーブン・ジェラードのプレイをモデルの1つにしていたと過去に明かしている。ジェラードのように中盤でプレイすることへの憧れを持っていてもおかしくはない。
そんなA・アーノルドの中盤コンバートを、過去リヴァプールに在籍したDFジョン・フラナガン(現レンジャーズ)もオススメしている。英『The Athletic』のインタビューに対して、同選手はこの後輩のポジションについて次のように語った。
「僕はトレントのプレイを見るのが大好きなんだ。彼は右サイドバックとして、世界最高だと思うよ。本当に素晴らしい選手だ。同時に彼はまだ若い。
サイドバックとしてもワールドクラスだが、A・アーノルドは中盤でさらに輝くはずと主張したフラナガン。ジェラードも若い頃にはサイドバックを担当していたが、A・アーノルドも同じ道を辿ることとなるのだろか。これまでリヴァプールには何人もの“NEWジェラード候補”がいたが、彼らはようやく本物を見つけたのかもしれない。
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