バイエルンのミュラー photo/Getty Images
アシスト数はついに20の大台に
現代屈指のチャンスメイカーといえば、マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネを思い浮かべる人は多いはず。FWも含めるならばバルセロナのリオネル・メッシも超ハイレベルなチャンスメイカーだ。
しかし英『GIVE ME SPORT』が選ぶ現代最高のチャンスメイカーは別にいる。
「今の地球で最高にクリエイティブなMFかもしれない」と絶賛されたのは、バイエルンFWトーマス・ミュラーだ。
6日のレヴァークーゼン戦でも2アシストを記録したミュラーは、ついに今季リーグ戦でのアシスト数が20の大台に達した。アシスト数だけでチャンスメイカーの優劣を判断するのは難しいが、ミュラーのアシスト能力が驚異的なのは事実だ。
リーグが違うものの、イングランド・プレミアリーグの1シーズン最多アシスト記録は2002-03シーズンにアーセナルFWティエリ ・アンリが達成した20アシストだ。ミュラーが戦っているのはブンデスリーガだが、残り4試合を残してアンリと同じ20アシストに乗せたのは見事と言うしかない。
ミュラーについてチームメイトのアルフォンソ・デイビスは、「彼のことを僕はシェフと呼んでいるんだ。シェフ・ミュラーと」と語っているが、ロベルト・レヴァンドフスキをはじめ前線の選手に最高のパスを提供する姿は確かにシェフらしいか。
ミュラーはドイツ代表でも得点を量産してきた選手で、ゴールゲッターの印象が強い。しかし30歳になってからはゴールをお膳立てする方に回っており、チャンスメイクの質まで高いことが証明された。
同メディアはミュラーを陰の英雄と称えているが、もはや陰ではない。欧州屈指のチャンスメイカーへと姿を変えたミュラーは、アシスト数をどこまで伸ばしてくるのか。
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