リヴァプールのA・アーノルド photo/Getty Images
21歳にレジェンドはメロメロ
今季ここまでイングランド・プレミアリーグで首位を独走するリヴァプールには多くのワールドクラスがいる。GKアリソン・ベッカー、DFフィルジル・ファン・ダイク、FWモハメド・サラー、FWサディオ・マネは真っ先に名前が上がるスーパースターだ。
右サイドからの果敢な攻め上がりでリヴァプールの攻撃を支えるA・アーノルド。高いキック制度を活かしてチームのプレイスキッカーも務める彼はここまでリーグ戦で12アシスト。現“世界最高"の右サイドバックを選ぶなら、間違いなく候補に入ってくる選手と言っていい。
そんな21歳という若さにしてワールドクラスの評価を確立したA・アーノルドは、いずれポジションの枠を超えて“世界最高の選手”となるのだろうか。かつてブラジル代表を主将として牽引した同国のレジェンドであるカフー氏が彼の才能を絶賛している。
「A・アーノルドはセンセーショナルな選手だよ。稀有な才能を備えているね。これまでと同じように今後もプレイし続ければ、いずれは世界最高の選手の1人になると思うね。そのポテンシャルを持ってすれば、FIFA年間最優秀選手賞も勝ち取ることができるはずだ。テクニックは素晴らしいものを持っているし、クオリティも非常に高い。なんというか、スタイルがブラジル人選手のそれに近いんだ。
『FIFA.com』のインタビューに対して、カフー氏はこのように話している。歴代最高の右サイドバックと呼ばれることも多い同氏だが、現役最強クラスの後輩にはメロメロなようだ。
サイドバックでFIFA年間最優秀選手賞を受賞することとなれば快挙となるが、はたしてA・アーノルドはいずれその偉業を成し遂げることができるのだろうか。彼ならば決して夢物語とは言えないだけに、若者のさらなる成長に期待したいところだ。
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