イングランド代表のサンチョとラッシュフォード photo/Getty Images
将来が楽しみすぎる世代
現在のイングランド代表は楽しみな若手が揃うNEWゴールデンジェネレーションなどと呼ばれて話題だが、1つ興味深いデータがある。
8日にスイスを拠点とするサッカー調査機関『CIES Football Observatory』が欧州五大リーグでプレイする選手の市場評価額ランキングを発表したのだが、トップ5のうち4人が若きイングランド人選手で構成されているのだ。
英『Daily Mali』もこの結果を取り上げているが、まず第1位はパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ。次世代のサッカー界を引っ張っていくと言われるフランスのヤングスターは、さすがに2億3100万ポンドと驚異的な評価を受けている。
それに続く第2位はマンチェスター・シティFWラヒーム・スターリングで1億7300万ポンド。若手というより、もうスターリングはイングランド代表のエースだ。今後はスターリングとハリー・ケインが前線を引っ張ることになる。
第3位はドルトムントFWジェイドン・サンチョで1億5900万ポンド。ムバッペとは少し差がついているが、ブンデスリーガでの活躍を見ればサンチョも次期スーパースター候補なのは間違いない。
4位はリヴァプールで伸びるDFトレント・アレクサンダー・アーノルドで1億5200万ポンド。トップ10のうちサイドバックの選手はアーノルドと、9位に入ったバイエルンDFアルフォンソ・デイビスの2人のみ。タイプは異なるが、サイドバックの位置からアシストを量産できるプレイヤーとして評価されている。
そして5位はマンチェスター・ユナイテッドの若き点取り屋マーカス・ラッシュフォード。サンチョ、スターリングとライバルは多いが、ラッシュフォードも今後のEURO2020や2022ワールドカップでイングランド代表の主役になるべき才能の持ち主だ。
このトップ5に入った4人が今後のイングランドサッカー界を引っ張っていくのは間違いなく、この世代はイングランドにEUROかワールドカップのトロフィーを届けてくれるかもしれない。
デイビッド・ベッカムやスティーブン・ジェラードら前黄金世代は特別なタイトルを手にできなかったが、新・黄金世代は世界の頂点に立てるか。
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