今冬ライプツィヒに加入したオルモ photo/Getty Images
「最高のステップになると思った」
今冬クロアチア1部のディナモ・ザグレブからRBライプツィヒへと移籍を果たしたスペイン代表MFダニ・オルモ。スペイン代表の次世代を担う存在と期待をかけられる同選手だが、なぜこのテクニシャンは次のステップ先としてドイツのクラブを選んだのだろうか。
ライプツィヒ移籍の噂が出る前には、セリエAやプレミアクラブへの移籍が間近とも現地メディアによって伝えられていたオルモ。特にACミランは彼の獲得に熱心だったとされる。しかし、ライプツィヒ首脳陣から勧誘の電話を受けた際に、オルモの心はドイツ行きへ一気に傾いたという。
「実際、イタリアのチームからもいくつか関心を持たれていたんだ。これ以上は何も言えないけどね。でも、結局はライプツィヒと契約することにした。それが自分のキャリアにおいて最高の決断、そして最高のステップになると思ったからさ。スポーツディレクターのマルクス(・クレシェ)と監督のユリアン(・ナーゲルスマン)からもらった電話でそれを確信したよ。彼らが考えている将来のプロジェクト、そしてその中で若い選手とどのように仕事をしているのかを聞いたからね。ライプツィヒはブンデスリーガで最も平均年齢の低いチームだ。それもここで成長したいと思った大きな理由だよ」
スペイン『as』のインタビューでオルモは当時をこのように振り返っている。今年2月にはこのオルモの決断についてディナモ・ザグレブのゾラン・マミッチSDが「ダニはイタリアやイングランドには行きたくなかった」と発言しているが、そんな中で舞い込んだライプツィヒからの誘いはオルモにとって“渡りに船”だったのだろう。
ライプツィヒ移籍後はここまで公式戦8試合に出場し主力に定着しているオルモ。現時点でその決断は成功だったと言えるか。ブンデス屈指の若手軍団に加わった22歳。その成長には今後も注目だ。
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