ドルトムントで大爆発しているハーランド photo/Getty Images
代表監督が口開く
今季ザルツブルクで名を揚げ、冬の移籍市場でドルトムントへ移籍してからも絶好調でゴールを量産している19歳FWアーリング・ハーランド。2019-20シーズンのサッカー界において、彼は最高クラスの掘り出し物と呼べる存在だろう。
そんなハーランドはノルウェー代表の一員でもあるが、実はこの19歳、過去にイングランド代表を選択することも可能だったという。英『Indpendent』によると、彼の父親であるアルフ・ハーランド氏は元プロサッカー選手。現役時代はリーズでプレイしていた経験があり、アーリングはその時に生まれた子だ。出生地は正真正銘イングランド。そのためノルウェー代表として活動する前にはイングランド代表でもプレイする資格を有していたのだ。
現地ではしばしばこれが話題に上がっており、SNS上では「イングランドはなんてもったいないことをしたんだ」、「ハーランドがいれば“スリーライオンズ”の未来は明るかった」なんて嘆くファンもチラホラ。そんな中、これについてイングランド代表を率いるガレス・サウスゲイトも口を開いている。
「まだ若い年齢だった頃にハーランド が私の情報網に引っかかっていなかったことは確かだ。彼がトップチームでプレイし始めた頃には、すでにノルウェー代表の世代別代表でキャリアを積んでいたからね。我々は比較的早い段階で選手をリクルートするが、ヨークシャーにいた頃の彼には注目していなかったんだ。それは確かなこと。
どうやらイングランド代表のスタッフが目をつけた頃には、すでにノルウェー代表がハーランドを世代別代表に招集していたようだ。A代表の公式戦に出場しなければまだイングランド代表に引き入れることは制度上可能だったが、サウスゲイト監督は選手の意思も尊重したかったと話している。
結果的に実現しなかったイングランド代表のハーランドだが、もし“スリーライオンズ”が幼い頃のハーランドをチェックできていたならば今頃どうなっていたか。想像してみるのも面白い。
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