アトレティコのオブラク photo/Getty Images
世界最高のGKの1人
最近は足下の技術など総合的な能力でGKの実力が評価されるが、やはり1番の仕事はシュートをストップすることだ。
その点において間違いなく現世界最高級の存在なのがアトレティコ・マドリードのヤン・オブラクだ。
オブラクは17日に行われたオサスナ戦にも出場し、チームは5-0と快勝。スペイン『MARCA』によると、このゲームでオブラクはリーガ・エスパニョーラ通算100回目のクリーンシートを達成することになった。
しかも驚異的なのはそのペースだ。オブラクはオサスナ戦がリーガ通算182試合目の出場となっており、たった182試合の出場で100回もクリーンシートを達成したことになる。アトレティコの守備陣が優秀なのも考慮すべきだが、それでもオブラクの数字は驚異的だ。
この182試合で100回のクリーンシートという数字は、同じくアトレティコでプレイしたミゲル・レイナ氏が持っていた222試合で100回のクリーンシートを抜くリーガ最速の数字だという。ちなみに、このミゲル・レイナ氏とはリヴァプールなどで活躍してきたGKホセ・マヌエル・レイナのお父さんである。
そのミゲル・レイナ氏に続くのが元バルセロナGKビクトール・バルデスで、227試合で100回となっている。
オブラクは2人を大きく上回るスピードでのクリーンシート100回を達成することになり、同メディアもレジェンドになったと称賛する。
182試合で100回のクリーンシートということは、出場試合の55%は無失点だ。やや地味なこともあってか話題に上がる機会が少ないところはあるが、オブラクは間違いなく現世界最高GKの1人だ。
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