ボローニャの冨安 photo/Getty Images
セリエAで評価は上がり続ける
ミランといえばMF本田圭佑がプレイしたイタリアの超名門クラブだが、本田に続く日本人選手が実現するなら可能性が高いのは誰か。
伊『Milanlive.it』が目をつけているのは、もちろんボローニャでプレイする日本代表DF冨安健洋である。
すっかりセリエAを代表する人気若手DFとなった冨安には、ローマも関心を示していると言われてきた。しかし、同メディアはミラン行きの可能性も捨てていない。
というのも、ボローニャは新シーズンへ向けて右サイドバックの強化を狙っており、ミランのダビデ・カラブリアが候補者の1人となっている。ボローニャ指揮官シニシャ・ミハイロビッチがカラブリアの素質を好んでいるようで、ミラン側にも手放す考えはあるようだ。
ただ、ミラン側はカラブリア売却へ1500万ユーロほどを求めている。ボローニャにとって高額すぎる場合は、トレード案もあるのではと同メディアは考えているのだ。そしてそのトレード候補者の1人が冨安というわけだ。
ボローニャも冨安のことを高く評価しているため、そう簡単に手放すはずはない。仮にカラブリアを獲得したとなれば、冨安は来季からセンターバックの1番手になるはずだ。ボローニャにとって重要な戦力であることに変わりはない。
同メディアは冨安が右サイドバックとセンターバックの両方をこなす点は評価しており、それはボローニャにとってもミランにとっても魅力になる。ミランが本田に続く日本人選手の冨安を獲得できれば、アジア方面への経済的なメリットも期待できる。
冨安人気はイタリアで順調に上昇しているが、ステップアップはいつになるのか。焦る必要はないが、その時は確実に近づいていると言っていいだろう。
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