マンCのG・ジェズス photo/Getty Images
レアル戦でも活きた走力
ブラジル出身のアタッカーといえば、ロナウジーニョやロナウド、カカー、ネイマール、リバウドなど特別なテクニックを持つ優雅なプレイヤーを想像する人が多いだろう。
しかし、今後のセレソンを引っ張っていくセンターフォワードは一味違う。
その選手とは、マンチェスター・シティのFWガブリエウ・ジェズスだ。
テクニックではネイマールやロナウジーニョに敵わないが、ジェズスには「走る」という特別な力が備わっている。
ジェズスがマンCでジョゼップ・グアルディオラの信頼を得ているのも、前線で走り続けることができる運動量と献身性を備えているからだ。
7日に行われたレアル・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでも、その強みは存分に発揮された。
1点目の場面ではレアルのDFラファエル・ヴァランをプレスで上手く追い込み、ミスを誘発。さらに自身が決めた2点目のシーンも、ヴァランがバックパスを出すと読んで一足早く動き出していた。
ジェズスのようなタイプのセンターフォワードはセレソンの歴史でも珍しいかもしれない。
英『Manchester Evening News』によると、ジェズスはこの走力が自身の武器の1つだと胸を張る。
「相手がミスをすると信じてのことだ。僕たちは人間であり、ミスもする。だから僕は常にそれを信じてプレスをかける。それが僕のパワーの1つなんだ。
「僕は偉大なストライカーになるべくハードワークしている。ロナウドのようになるのは難しいけどね。彼のクオリティは僕とは違うものだ。それでも、僕は偉大なストライカーになるためハードワークしないといけないんだ」
セレソンの大先輩である元祖怪物ロナウドに憧れの感情はあるようで、今後はジェズスがセレソンを前線から引っ張っていくことになるのだろう。
ロナウドとは異なるプレイスタイルだが、ジェズスは泥臭く走り続けるスタイルで世界最高のストライカーを目指す。
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