PSGのチュポ・モティング photo/Getty Images
PSGを決勝へ導いたサブFW
先日行われたパリ・サンジェルマンVSアタランタのチャンピオンズリーグ準々決勝にて、パリを準決勝へ導く劇的な逆転弾を決めたのはバックアッパーFWエリック・マキシム・チュポ・モティングだった。
ネイマール、キリアン・ムバッペらスーパースターが揃うパリにおいて、まさかチュポ・モティングが劇的な逆転弾を決めると予想していた人は少なかったかもしれない。
パリは何とかアタランタを退けてベスト4へ駒を進めたわけだが、少し注目を集めているのがチュポ・モティングの経歴だ。
チュポ・モティングは2017-18シーズンをイングランドのストーク・シティで過ごしており、そのシーズンは屈辱の2部降格を味わうことになった。ただ、この「ストークで降格を経験した組」の経歴が少々興味深い。
まず昨季はリヴァプールがチャンピオンズリーグを制したが、リヴァプールには当時ストークで降格を経験したスイス代表MFジェルダン・シャキリがいる。シャキリはそのままチャンピオンズリーグ制覇を経験したわけだが、チュポ・モティングを含め2シーズン連続でストーク降格組からチャンピオンズリーグ・ベスト4へ進出する者が出てきているのは面白い。
それだけではない。当時ストークで降格を味わった者たちは、不思議なことにチャンピオンズリーグと縁のある者が多い。

ストーク時代のチュポ・モティング photo/Getty Images
例えばFWピーター・クラウチは2007-08シーズンにリヴァプールの一員としてチャンピオンズリーグ準優勝を経験。
FWボージャン・クルキッチとMFイブラヒム・アフェライは、2010-11シーズンに2人揃ってバルセロナでチャンピオンズリーグ制覇を経験している。アフェライはファイナルでも途中出場から出番を得ているのだ。
今では影の薄い存在となってしまったが、FWヘセ・ロドリゲスもレアル・マドリード在籍時にチャンピオンズリーグ制覇を経験。2017-18シーズンはストーク・シティにレンタル移籍しており、降格を経験している。
英『GIVE ME SPORT』もストーク降格組の面白い経歴に注目しているが、チュポ・モティングはシャキリに続いてチャンピオンズリーグを制してしまうのか。スター軍団パリの中で、意外な男が注目を集めている。
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