アトレティコのフェリックス photo/Getty Images
欧州五大リーグ1年目の成績はC・ロナウドと大差なし
今のポルトガルサッカー界には何人かクリスティアーノ・ロナウド2世と呼ばれる若手がいるが、その中でも1番に期待されているのはアトレティコ・マドリードFWジョアン・フェリックスだ。
昨夏に1億2600万ユーロもの移籍金でアトレティコ・マドリードに加わったフェリックスは、やや苦いスペイン1年目を過ごすことになった。
アトレティコのスタイルにフィットしていない部分があるとも言われ、移籍金の価値に見合うだけの結果を残せなかったのだ。全36試合に出場して9得点3アシストの成績は、1億2600万ユーロの移籍金にふさわしいものではないだろう。
とはいえ、フェリックスはまだ20歳の選手だ。そこは忘れるべきではない。
スペイン『MARCA』はクリスティアーノ・ロナウドが初めてプレミアリーグでプレイした2003-04シーズンの成績と比較しているが、欧州五大リーグ1年目の成績はフェリックスとほとんど差がない。
今季のフェリックスは0.33分に1点のペースでゴールかアシストを記録していたが、ロナウドのマンチェスター・ユナイテッド1年目は0.37点のペースとなっている。内訳は6得点9アシストとなっており、当時のロナウドはまだチャンスメイクの方に喜びを見出すタイプの選手だった。
フェリックスもまだ伸びしろのある選手で、ロナウドのようにゴールを量産するアタッカーへ変貌する可能性もある。ベンフィカ時代には43試合で20得点11アシストの成績を残しているため、本来はもっとゴールに関与できる選手だ。
欧州五大リーグ2年目となる来季こそ真の勝負の時と言えそうだが、フェリックスは覚醒の兆しを見せてくれるのか。ポルトガルサッカー界もフェリックスには大きな期待をかけているはずだ。
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