マンCのギュンドアン photo/Getty Images
中盤に君臨する精密機械
ラヒーム・スターリング、ケビン・デ・ブライネ、ガブリエウ・ジェズス、セルヒオ・アグエロ。彼らは今のマンチェスター・シティにおけるスーパースターだ。
彼らに注目が集まるのは自然な流れだが、他にも忘れてはいけないキーマンがいる。
その選手とは、今季のチャンピオンズリーグでグループステージ第1節から準々決勝のリヨン戦まで全試合にフル出場した者のことだ。
少し意外かもしれないが、今季のチャンピオンズリーグ全試合にフル出場したのはMFイルカイ・ギュンドアンだ。
フル出場で計810分間を戦ったわけだが、これはGKエデルソン・モラエス(676分)、MFフェルナンジーニョ(653分)、MFロドリ(626分)らよりも多く、ギュンドアンはマンCにおける陰の実力者的存在なのだ。
同じ中盤でもデ・ブライネほど派手なアシストを決めるわけではない。実際、ギュンドアンは決勝トーナメントに入ってからゴールもアシストも記録していない。スーパースターとは言いにくいかもしれない。
しかし英『Manchester Evening News』は相手のプレスを軽くいなしてパスを繋ぎ、守備面でも確実にギャップを埋めてくれるギュンドアンを過小評価してはならないと主張している。
中盤で自由が許されているデ・ブライネのような選手には、下からサポートしてくれるギュンドアンのようなサッカーIQの高い選手が必要なのだ。
全試合にフル出場させていることから、指揮官ジョゼップ・グアルディオラもギュンドアンに全幅の信頼を置いていることが分かる。得点数やアシスト数だけで見れば貢献度は不十分と言われてしまうのかもしれないが、中盤の底からボールを確実に回していく中でギュンドアンは欠かせない存在なのだ。
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