アトレティコのジエゴ・コスタ photo/Getty Images
9番の呪いが続いているとの指摘も
ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードにとって長年の悩みとなっているのが、頼れるストライカー問題だ。
シメオネの下で守備は安定しているのだが、攻撃面は得点を奪うことに苦戦するケースが目につく。
2019-20シーズンもジエゴ・コスタ、アルバロ・モラタ、そして1億2600万ユーロもの移籍金でベンフィカから加わったジョアン・フェリックスの3人を合わせて30点しか奪えていない。
しかもこれは全てのコンペティションを合わせての得点数となっているため、リーグ戦に限定すれば3人で23点しか奪えていない。
昨夏にはアントワーヌ・グリーズマンがバルセロナに引き抜かれてしまい、その後釜候補として獲得されたフェリックスはまだ本領を発揮できていない。
スペイン『MARCA』は「アトレティコ9番の呪い」と題してストライカー問題を取り上げているが、フェリックスとのコンビから得点を量産してくれるストライカーを見つけなければリーグ制覇はあり得ない。
さすがに全盛期のラダメル・ファルカオ級のストライカーを見つけるのは難しいだろうが、ファルカオはアトレティコ在籍時の2シーズンで70得点も記録している。タイトル獲得にはリーグ戦で最低でも20点は奪ってくれるストライカーが必要だ。
特にアトレティコの場合は守っている時間も長いため、前線の選手には限られたチャンスを活かす能力が求められる。
その点においてファルカオほど決定力が高い選手も珍しかったのだが、Newファルカオと呼べるようなストライカーを見つけ出せるのか。
フェリックスの相棒さえ見つけることができれば、安定した守備をベースに再びのリーグ制覇も可能性が出てくるはずだ。
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