ガラタサライでプレイしてきた長友 photo/Getty Images
攻撃的な選手ながらアシスト数はそこまで多くない
日本代表で通算122試合に出場してきたDF長友佑都は、日本史上最高の左サイドバックと言っても大袈裟ではない。
セリエAを代表する名門インテルでもレギュラーポジションを掴み、チャンピオンズリーグの舞台も経験した。これほど充実したキャリアを送る日本人左サイドバックは過去にいなかった。
ただ、世界が気にしていることがある。なぜ長友は右利きなのに左サイドバックを務めているのかということだ。
長友は左足の精度も歳を重ねるごとに向上しており、世界的にもすっかり左サイドバックの選手とのイメージが定着した。しかし、サイドバックの選手が利き足と逆のサイドを担当するケースはあまり多くない。
『90min』が目をつけたのは、アシスト数だ。長友は日本代表でこそ122試合に出場して26のアシストを記録しているが、クラブキャリアの方では376試合に出場して30アシスト。
日本代表での成績と比較すると、ややアシストのペースが鈍いか。これでも十分な数字と言えるが、同メディアはアシスト数が伸び悩む原因の1つは右利きなのに左サイドバックを担当していることにあるのではないかと見ているのだ。
今夏にはフランスの名門マルセイユへの移籍が決定したが、マルセイユでもひとまずは左サイドバックのバックアッパー候補と考えられている。
長友は守備での1対1にも強みを発揮する選手だが、アピールのためには攻撃面でも目に見える結果が欲しい。
日本代表でプレイしている時ほど攻撃的に振る舞うのは難しいが、欧州でももう少しアシスト数を増やしたいところだ。
同メディアはアシスト数に不満があるようだが、長友は数字を伸ばしていけるのか。トルコのガラタサライでもアシスト数は一桁の7本に留まっており、マルセイユではより攻撃的な長友も見てみたい。
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