ラツィオのインモービレ photo/Getty Images
セリエAでは驚異的な得点力を披露
2006年のドイツワールドカップを制したイタリア代表はファビオ・カンナバーロを中心とした守備が目立っていたが、当時のチームには優れたアタッカーも複数枚揃っていた。
ルカ・トーニ、フランチェスコ・トッティ、フィリッポ・インザーギ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、アルベルト・ジラルディーノらがそうだ。
そんな偉大なる先輩たちを見て育ったストライカーが今のイタリア代表にはいる。ラツィオで2019-20シーズンのセリエA得点王に輝いたFWチーロ・インモービレである。
今のイタリア代表は若手の積極起用が目立つが、チームで最も得点が期待できるのはインモービレで間違いないだろう。ラツィオで披露している得点力を代表に持ち込んでくれるならば、EURO2020での上位進出も夢ではない。
伊『Gianluca di Martio』によると、インモービレは1982年にワールドカップでイタリア代表を優勝に導くと同時に、大会得点王にも輝いたFWパオロ・ロッシ氏と比較されることもあるという。現代のパオロ・ロッシとなってくれるのか、インモービレへの期待は大きい。
「みんなが僕をパオロ・ロッシのようだと言っていたから、彼の映像をたくさん見たよ。ただイタリアのアタッカーで僕にインスピレーションを与えたのはトーニ、ジラルディーノ、デル・ピエロ、トッティ、インザーギらだね。彼らはワールドカップを制していて、よく覚えている」
2006年当時の陣容と比較されると、今の代表チームは少し地味かもしれない。しかしクラブで披露しているインモービレの得点力は当時のトーニやインザーギにも負けていないはず。上手くインモービレの実力を引き出せるかはイタリア代表にとって大きなポイントだ。
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