チェルシーのリュディガー photo/Getty Images
「全くおかしなこと」
出場機会が激減している27歳だが、この男をチェルシーは手放すべきではないのか。同クラブに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーの扱い方について、かつてプレミアリーグで守備の名手と評価された男がブルーズに提言をしている。
現在、フランク・ランパード監督の下で序列が低下しているリュディガー。今季の同監督はクルト・ズマやアンドレアス・クリステンセン、チアゴ・シウバといった選手をセンターバックのファーストチョイスとしており、今のところリュディガーにチャンスは巡ってこない状況が続いている。
そんな中、クラブは今夏行った大補強に伴う人員整理の一環として、リュディガーを売却する意思があると現地メディアによって連日報じられている。現在彼の獲得に興味を示しているとされるのはバルセロナ、パリ・サンジェルマン、ASローマといったクラブだ。まだ27歳の実力者とあって、人気が出るのも無理はないだろう。この調子であれば、チェルシーが売却先を見つけるのも時間の問題か。
しかし、かつてアーセナルで活躍したマーティン・キーオン氏は、チェルシーにリュディガーを手放すなと警告する。守備陣に未だ不安が残る状況下で、なぜ彼らはチーム最高レベルのDFを手放すのかと同氏は英『talkSPORT』へ次のように語っている。
「この仕事をするにあたって、チームはプレイの詳細を何度も分析しなければならない。だけど、チェルシーの最終ラインを見てごらんよ。冗談みたいだ。全く学習しない。
「リュディガーはセットプレイ時の対応に問題を抱えているかもしれないが、他の選手はもっと酷い。ズマは空中戦に強いかもしれないが、ミスが多いね。リュディガーは最高レベルのDFだと私は個人的に思うよ。売却なんて話が出ているのは全くおかしなことだと思うね」
はたして、チェルシーの最終ラインで苦しむ男の去就は今後どのような結末を迎えることとなるのだろうか。その実力は確かなだけに、どうにかブルーズで復活の道を探ってほしいと願っているファンも多いはずだ。