なかなか出番が回ってこない photo/Getty Images
バイエルンとの争奪戦を制したが
トッテナムに所属するルーマニア代表DFラドゥ・ドラグシンの代理人であるフロリン・マネア氏はイタリアのラジオ『Radio CRC』にて同選手の出場機会の少なさに不満を露わにし、アンジェ・ポステコグルー監督の戦術にも苦言を呈している。
今冬にジェノアから総額3100万ユーロ(当時のレートで約50億円)でトッテナムに加入したドラグシン。
マネア氏は「今は我慢が必要だ。彼の前には序列で重要な選手が2人いる。いずれ彼もスペースを見つけるだろう」とコメント。ミッキー・ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロという2人からレギュラーを奪うには時間がかかると考えている。
さらに同氏はポステコグルーの戦術について、「監督は3人のディフェンスでプレイしたくないと何度も言っていた。しかし彼が一番分かっていることだとは思うが、トッテナムは失点が多い」と4バックのシステムについて批判。さらにセットプレイからの失点が多いことにも触れており、空中戦に強いドラグシンの存在は役に立つと語り、3バックでの起用や同選手のヘディングの強さの活用を薦めている。
またマネア氏は「彼は1月に到着したばかりなので、今はその可能性は低いと思われる」と語りながらも、「彼がプレイしないのであれば、他の解決策を考えなければならない」とコメント。「ベンチに座るだけで残るつもりはない」とも話しており、トッテナムでの出場時間の少なさが続くようであれば、将来的に移籍も起こり得ることを示唆した。
ファン・デ・フェンとロメロの2CBは確かに強力ではあるが、長いシーズンを考えるとドラグシンにも今後、チャンスが回ってくることは間違いない。