バルセロナのファティ photo/Getty Images
この1年でNo.1の数字
昨季のブンデスリーガ得点王であるバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキ、プレミア得点王を獲得したレスター・シティFWジェイミー・バーディ、セリエA得点王のラツィオFWチーロ・インモービレ。彼らは超がつく一流ストライカーだ。
彼らにはチャンスを確実に得点へ繋げる決定力があり、ゴールを奪うツボを理解しているのだろう。
しかしながら、現在彼らを上回るシュート精度を記録している者がいる。
バルセロナから世界へ驚きを提供している17歳FWアンス・ファティだ。
ファティは今季も開幕から2試合連続で得点を決めているが、デビューした昨年8月25日からの数字が凄いと話題になっているのだ。

アーセナルのオバメヤンも凄いが…… photo/Getty Images
ファティはここまで通算11得点を挙げているが、何と内訳は枠内シュート17本で11得点となっている。枠内シュートのうち64.7%が得点へ結び付いていることになり、50%を超えてくるだけでも凄いことだ。
英『Daily Mail』によると、欧州五大リーグでプレイする選手のうち同期間でファティを上回るパーセンテージを記録している者はいない。
アーセナルFWピエール・エメリク・オバメヤンが2位で56.9%、3位がバーディで54%、4位がインモービレで51.3%、5位インテルFWロメル・ルカク(51.3%)、6位レヴァンドフスキ(47.2%)と続いていくが、いずれもファティとは差がある。
もちろんオバメヤンらとファティでは出場試合数も違うため、単純に比較することはできない。しかしファティがまだ17歳であることを考えると、この数字は素直に称賛すべきではないだろうか。
同メディアはファティが今月の31日に18歳の誕生日を迎えることから、ハロウィンまで大人にならないアタッカーと称している。
まだ子供と言っていい年齢でゴールを量産しているファティは明らかに特別な存在であり、20歳を過ぎる頃にどんな選手になっているのか楽しみだ。