当時バルサを苦しめたウィルシャー photo/Getty Images
怪我さえなければ……
バルセロナで長くプレイしてきた元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスには、キャリアを通してずっと評価し続けてきたプレイヤーがいる。
2011年にチャンピオンズリーグで対戦した元アーセナルMFジャック・ウィルシャーだ。
ところが、ウィルシャーは怪我に苦しむことになった。アーセナルとイングランド代表でスターになる目標は消え、今はスコットランドの名門・レンジャーズ入りの可能性が噂されている。
英『Daily Record』によると、シャビはスティーブン・ジェラード率いるレンジャーズがウィルシャーに合うはずとプッシュする。プレミアリーグよりゲームテンポのゆったりとしたリーグへ向かうことで、ウィルシャーの才能を引き出せるのではと考えているのだ。
「ジャックのことは何年にもわたってリスペクトしてきた。彼はバルセロナ相手にインクレディブルなゲームをしたし、あの試合から私は彼が世界最高のMFの1人になっていくだろうと予想した。イングランドサッカー界の未来にね。その予想は怪我さえなければ実現したと思っている。レンジャーズは彼に非常に合うはずだよ。スコットランドのサッカーはイングランドほど速いわけではないから、彼がボールを持つ時間も増えるだろう」
辛口なシャビがここまで1人の選手を称賛し続けるのも珍しいのではないか。それほど当時のウィルシャーのインパクトが強烈だったということだろう。
ここからウィルシャーが大復活するとの予想を展開するのは難しいが、コンディションさえ維持出来れば才能が一級品なのは間違いない。自身が輝ける場所でウィルシャーらしいプレイを見せてほしいところだ。