
ウルブズ相手に失点して肩を落とすアーセナルの選手たち photo/Getty Images
オバメヤンらがいるのに点は決まらない
リーグ戦10試合を消化して10得点。14位に沈むアーセナルは明らかに得点力が不足している。1試合平均にすると1点しか奪えていないことになり、ピエール・エメリク・オバメヤンやウィリアン、ニコラ・ペペ、アレクサンドル・ラカゼットら実力あるアタッカーを揃えているチームとしては数字が寂しすぎる。
得点を奪えていないチームの問題は大きく分けると3つか。ワールドクラスの点取り屋がいないこと、チャンスメイクの質が悪いこと、チャンスの数が少ないこと。アーセナルの場合は最後のチャンスの数が少ない点が気にかかる。
データサイト『WhoScored』によれば、今季のアーセナルはリーグ戦において1試合平均9.5本しかシュートを打っていない。これはリーグ全体では15番目の数字であり、リヴァプールは16.3本、マンチェスター・シティは16本、昇格組のリーズ・ユナイテッドも15.3本のシュートを放っている。
アーセナルの9.5本という数字はセリエAならば最下位のクロトーネ(10本)、リーガ・エスパニョーラ最下位のウエスカ(10.2本)、ブンデスリーガ最下位のシャルケ(10.6本)、リーグ・アン最下位のディジョン(10.1本)よりも少ない。他の欧州主要リーグ最下位のクラブよりシュート数が少ないのはさすがに問題だろう。
前線にオバメヤンやラカゼットがいることを考えると、チャンスさえ作れれば得点数を増やすことはそれほど難しくないはず。開幕前から中盤の創造性が不足していることは問題視されていたが、シュートチャンスを作る部分でその問題が響いているのか。
アルテタの下で攻撃的なフットボールが展開されることを期待していたサポーターも多いはずだが、今季は期待通りとはなっていない。トップ4入りへ課題は明白であり、アルテタがどう問題を解消するのか注目だ。
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