今もレアルで結果を残すベンゼマ photo/Getty Images
レアルでのパフォーマンスを考えれば代表でも見たい
今夏のEURO2020でフランス代表は誰をFW枠で連れて行くべきなのか。
仏『L‘Equipe』が先日おこなったアンケートでは、やはりバルセロナFWアントワーヌ・グリーズマン(97%の得票率)、パリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ (96%)の2人が圧倒的な評価を得た。
それに続くのがバイエルンFWキングスレイ・コマン(85%)、バルセロナFWウスマン・デンベレ(81%)となっているのだが、注目したいのはここからだ。
FW5番人気となったのはチェルシーFWオリヴィエ・ジルー(68%)となったのだが、それに続く6番人気には長らくフランス代表から離れているレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマ(41%)の名前が入っているのだ。
ムバッペ 、コマン、デンベレらはスピード豊かなウイングプレイヤーの印象が強く、今のフランスはセンターフォワード候補が少ない。ジルーもチェルシーで出番が限られており、3年前のワールドカップ・ロシア大会の頃とは状況が違っている。
となれば、ベンゼマの人気が高まるのは必然だろう。クリスティアーノ・ロナウドが去って以降のレアルではベンゼマが得点源となっており、今季もリーグ戦で18得点を奪っている。クラブでの出来栄えはバルセロナのグリーズマンを大きく上回る。フランス代表のエースにもなれるだろう。
ポストプレイも相変わらず巧みで、ベンゼマが最前線に構えることでムバッペやデンベレ、グリーズマンらの能力を引き出せるようになるのは間違いない。純粋なセンターフォワードが不足している今こそ、フランスのサポーターが求めているのはベンゼマなのかもしれない。
フランス代表にはワールドカップ・ロシア大会に続くEURO制覇が期待されているが、ベンゼマを欠いて戦うのはあまりにもったいないか。