苦しいプレミア挑戦となってる南野 photo/Getty Images
3月のブライトン戦以来出場減の南野
レッドブル・ザルツブルクで大きな活躍を見せた南野拓実。その後、リヴァプールに加入し、控えの立場ではあったが、マンチェスター・シティのリーグ3連覇を阻むなど、一気にスターの階段を駆け上がった。
加入後は強豪であるチェルシーからゴールを奪って復活の兆しを見せたが、それ以来ゴールから遠ざかっている。また、3月のブライトン戦での先発以来、出場機会がなく、ベンチからチームを見守ることが多くなっている。一刻も早く先発に復帰して欲しいところだ。
では誰が先発を務めているかというと、今季エヴァートンから期限付き移籍で加入しているセオ・ウォルコットだ。右サイドを主戦場とするウォルコットはその快速を生かしてアーセナル時代には得点を量産していた。だが怪我がちであり、負傷離脱も少なくない。
先日のWBA戦でも先発出場を果たしたウォルコットだが試合勘の無さを露呈しており、後半でベンチに下がったが、全くと言っていいほど試合に絡むことができていなかった。攻守ともに中途半端な出来となっており、0-3での完封負けとなった一つと要因と言えるだろう。
南野とタイプが違うアタッカーといえど、このパフォーマンスなら南野を出してもいいのではと思えるが、ハーゼンヒュットル監督の南野への評価が今のウォルコット以下というのなら仕方ないだろう。
また、今のセインツは守備が崩壊しており、守備意識は高くても守備力が高いわけではない南野の起用は難しいのかも知れない。
南野とウォルコットの序列を決定付けるかのように英『Liverpool Echo』はハーゼンヒュットル監督が南野との契約延長よりもエヴァートンから期限付き移籍で加入しているウォルコットとの契約延長を望んでいると報じている。
セインツ指揮官は若くこれからがある選手よりも、怪我は多いが経験豊富なベテランを選んだようだ。南野にとって難しいシーズンとなっているが、腐らずプレミアでの挑戦を続けてほしい。