日本でも得点を決めているタンキ(写真は新潟時代) photo/Getty Images
現在はポルトガルで活躍中
現在ポルトガルのリーガ・NOSで活躍するFWに元Jリーガーがいることをご存知だろうか。過去にザスパクサツ群馬やアルビレックス新潟に所属し、現在はFCパソス・デ・フェレイラに所属するドウグラス・タンキだ。
タンキは、昨シーズンからFCパソス・デ・フェレイラでエースとして活躍。ポルトガル初挑戦となった2019-20シーズンには、11得点を挙げて得点ランク9位タイになる。その勢いをそのままに、今季もここまで23試合で7ゴールと順調に得点を重ねている。
タンキの武器は188cmの長身を活かした強靭なフィジカルとヘディングだ。相手DFの上から叩きつける強烈なヘッドはポルトガルで覚醒。ポルトガルでの18得点のうち、5ゴールをヘディングで決めている。また今季は1試合平均のシュート数が「2.5」とリーグトップを記録。チャンスを創出する力を発揮している。(データは『SofaScore』より)
JリーグではJ1通算で10試合2得点、J2通算では4試合1得点と結果が残せなかったタンキ。しかし、新潟退団後にタイを経て移籍したポルトガルで大ブレイクを果たす。近年2部降格も経験し、低迷していたFCパソス・デ・フェレイラの5位進出へ大きく貢献している。
リーグ内で活躍した選手の上位クラブへの引き抜きが多いポルトガル。昨季、リーグ得点王に輝いたメフディ・タレミはリオ・アヴェから今シーズン、ポルトへとステップアップを果たした。タンキも近い将来、ヨーロッパの舞台でプレイする姿を見ることができるかもしれない。