1アシストを記録したグリーズマン photo/Getty Images
新システム採用後5ゴールを決める
今季終盤戦を迎えるリーガ・エスパニョーラは四つ巴の大混戦となっている。グラナダに痛恨の敗戦を喫し、首位浮上のチャンスを逃したバルセロナ。
しかし、新システムによって躍動するアントワーヌ・グリーズマンが逆転優勝へのキーマンになるうる存在だ。
第33節でグラナダと対戦したバルセロナは、前半に1点を先制するも、後半に2ゴールを決められて逆転負けを喫する。その中で先制点を奪ったリオネル・メッシのゴールは、グリーズマンの高い技術が目立ったシーンだった。
先制弾は24分、ペナルティエリア手前でメッシのパスを受け取ったグリーズマンは華麗なターンでマークを振り切る。左に回り込んでいたメッシへ再び足元へとパスを送ると、メッシはファーポスト付近へシュートを放ちゴールを決めた。この先制点ではグリーズマンの機転がそのままアシストに繋がっている。技術力の高いターンに加え、メッシとのコンビネーションがゴールへと直結させた。
最近のバルセロナは3バックの新システムを採用し、グリーズマンはトップ下で起用されている。最前線ではなく1つ下でプレイすることにより、攻撃の起点となるプレイや本来のテクニックが非常に活きている。その結果得点も増えており、新システムに変更後、5ゴールを挙げている。グラナダ戦では新システムで初となるアシストを記録。今後も増えていくようになれば、首位の座も見えてくるだろう。
またバルセロナは首位のアトレティコ・マドリードと直接対決が残されており、残り試合にすべて勝てば、レアル・マドリードの結果次第では十分に可能性がある。前回対戦では敗れているだけに勝ち点3が必須となるだろう。次戦のバレンシア戦も含めてグリーズマンがゴールやアシストなど数字で結果を残すことで、バルサの優勝への道が開かれるはずだ。
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