アストン・ヴィラにレンタル移籍していたバークリー photo/Getty Images
2022年のW杯へ巻き返してほしい
レンタル先のアストン・ヴィラで結果を出し、EURO2020を戦うイングランド代表メンバーへ。
昨夏にチェルシーからアストン・ヴィラにレンタル移籍したMFロス・バークリーにはそんな思惑があったかもしれない。
しかし、代表監督ガレス・サウスゲイトが発表したメンバーの中にバークリーの名前はなかった。
仕方がないだろう。イングランドではマンチェスター・シティMFフィル・フォーデンが覚醒し、チェルシーMFメイソン・マウントも急成長した。かつてはフランク・ランパードやスティーブン・ジェラードと比較されていたが、27歳を迎えたバークリーはすっかり忘れられてしまったのだ。
そのバークリーの方はといえば、アストン・ヴィラでは今季リーグ戦24試合で3得点1アシストの成績に留まった。しかも5月にはホテルのバーで泥酔してしまっていたと報じられるなど、ピッチ内外で良い話題がない。
米『ESPN』で解説を務めるイアン・ダーク氏にいたっては、今季のプレミアリーグ・ワーストイレブンにバークリーの名前を含めている。アストン・ヴィラで大逆転のはずが、評価は良くないものとなってしまった。
同氏のワーストイレブンには他にもマンチェスター・ユナイテッドMFドニー・ファン・デ・ベーク、アーセナルFWウィリアン、ピエール・エメリク・オバメヤンらの名前が入っているが、マンUで全く出番のなかったファン・デ・ベークとバークリーが中盤で同列に語られているのは少々寂しいものがある。
来年にはカタールで行われるワールドカップが控えているが、バークリーが代表へ戻る時はくるのか。まずはクラブでの戦いからアピールしていくしかない。