トッテナムでベイルからも評価されるエンドンベレ(左) photo/Getty Images
ベイルが絶賛するMF
EURO2020制覇を目指すフランス代表に招集されていれば、攻撃にアクセントを加えられただろうか。
フランス代表で見てみたかった選手の1人が、トッテナム所属MFタンギー・エンドンベレだ。
今回のフランス代表にはエンゴロ・カンテ、アドリエン・ラビオ、コランタン・トリッソ、ポール・ポグバら優秀なMF陣が招集されているが、創造性溢れる攻撃的MFはポグバくらいしかいない。攻撃のリズムを変えたい時、現状はアタッカーを入れるしかないのだ。
エンドンベレ、さらにはリヨンで活躍するフセム・アワールのような選手がいれば、攻撃に幅が出たのは間違いない。2人はそれだけのテクニックを持つ選手だ。
エンドンベレについて興味深い評価を下しているのが、トッテナムでエンドンベレを見てきたウェールズ代表FWガレス・ベイルだ。
英『Football London』によると、ベイルはエンドンベレのボールタッチにロナウジーニョの姿を重ねたと発言しているのだ。
「トレーニングで彼のプレイを見て驚いたよ。能力の高さに驚かされたし、彼のボール捌きはロナウジーニョを思わせる。全く同じではないけどね。特にトレーニングで見せるものは驚きだよ」
エンドンベレは中盤からドリブルでボールを持ち運ぶことができ、攻撃にアクセントを加えられる選手だ。フランス代表はEURO2020グループステージ第2戦でハンガリーと1-1で引き分けたが、守りを固める相手に対してエンドンベレやアワールのようなアイディアを持つMFがいれば違いを生み出せたかもしれない。
今回の招集メンバーにはいくつか疑問の声もあったが、中盤でリズムを変えられるプレイヤーが少ないのは気がかりか。