今夏での移籍となるか photo/Getty Images
できれば5大リーグが望ましい
今夏での大型補強を目指しているマンチェスター・シティ。既に選手売却には動いており、昨季のレンタル組ではルーカス・ヌメチャが売却され、ヤンヘル・エレーラやイヴァン・イリッチあたりの移籍交渉も進んでいるようだ。
日本代表の板倉滉も例外ではなく、来夏で契約が切れるため売却対象のようだ。英『Manchester Evening News』も板倉の売却を報じており、セルティックが最有力候補となっている。しかし、他のクラブも板倉獲得に動いており、東京オリンピック終了後に交渉が進むようだ。
オランダのフローニンヘンで評価を得た板倉だが、次の移籍先がスコットランドは少し残念か。セルティックはフローニンヘンよりは大きなクラブだが、5大リーグ外となってしまう。セルティックであればCLに出場できる可能性は高いが、17-18シーズン以来本戦出場がなく、昨季も予選での敗退となっている。可能性としてはゼロではないが、ここ数年の成績を見ると苦しいか。
であれば、今夏に行われているオリンピックが重要になってくる。22日に行われた南アフリカ戦では吉田麻也と共にセンターバックで出場しており、見事クリーンシートを勝ち取っている。日本が終始ボールを保持しており、守備の機会はそこまで多くはなかったが、カウンターやルーズボールの処理など、しっかりと対応しており、レベルの高さを見せつけていた。
また、チームメイトである冨安健洋の怪我も板倉にとっては追い風か。本来であれば吉田と冨安がセンターバックでのファーストチョイスだが、冨安の離脱から板倉がチャンスを得ており、アピールに成功している。
グループステージでは次のメキシコ戦、最終節となるフランス戦でも現状であれば、吉田&板倉の先発で行くと思われ、そこで結果を出せば、移籍先の選択肢も増えるのではないだろうか。
オランダでセンターバックとして価値を高めた板倉。移籍先もそうだが、メダルを目指した戦いに注目だ。