途中出場から勢いをもたらした木下 photo/Getty Images
66分から途中出場した木下
東京オリンピックのグループステージ第3戦で女子日本代表はチリと対戦。グループ突破に勝利が絶対条件だった中で1-0と勝利してベスト8へと駒を進めた。
そんなチリ戦で途中出場を果たし、チームを流れを日本へと引き寄せた選手がMF木下桃香だ。18歳ながらオリンピックのメンバーへと選ばれた木下が、チームの勝ち点3獲得へ大きく貢献した。
木下はスコアレスで迎えた66分に途中出場を果たす。守備を固める相手に対して積極的なプレイで右サイドを切り裂いてチャンスメイク。大舞台にも物怖じしない姿勢で持ち味を発揮した。
その後、田中美南がゴールネットを揺らして勝利したなでしこジャパン。得点も木下のボールカットから鋭い仕掛けで攻勢を強めたところから勝ち取った決勝点だった。
木下は1996年に17歳でアトランタ五輪に出場した澤穂希氏に次ぐ2番目の若さでオリンピックに出場。10代ながら大舞台で多くを経験した木下も今後のなでしこジャパンの歴史に名を刻む選手となれるだろう。決勝トーナメント進出に導いたなでしこの切り札が次戦も流れを変えることができるか注目だ。
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