昨季リーガを制したアトレティコ photo/Getty Images
アトレティコの方は主力が残っている
レアル・マドリードからはDFセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランが去り、バルセロナからはFWリオネル・メッシが去った。
これを昨季王者アトレティコ・マドリードはどう見ているのか。
アトレティコは2013-14シーズンにもリーガを制しているが、当時はシーズン終了後の夏にFWジエゴ・コスタ、DFフィリペ・ルイスをチェルシーに引き抜かれ、GKティボー・クルトワも所属元のチェルシーへ戻ってしまった。
攻守の要が抜けた影響は大きく、指揮官ディエゴ・シメオネも頭を悩ませたことだろう。その夏はFWアントワーヌ・グリーズマン、マリオ・マンジュキッチ、GKヤン・オブラクらを加えたものの、連覇には届かなかった。
しかし今季は違う。昨季の優勝を経験したメンバーの多くが残っており、攻撃陣にはウディネーゼからMFロドリゴ・デ・パウルまで加えてみせた。
そしてライバルのレアルとバルセロナが十分に強化されていないことを考えれば、今季は連覇へ絶好のチャンスだ。
スペイン『Mundo Deportivo』などによればシメオネも「2014年の優勝の後は数名の選手が離れたことが痛かったが、今回は多くが残っている。それはセルタ戦へ我々に興奮を与えるものだ」と手応えを口にしているが、アトレティコは再び頂点に立てるのか。リーガの主役はアトレティコなのかもしれない。